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Prius お役立ちガイド
文書番号:700055
※ この情報は、2006 年 9 月現在のものです。
メモリを増設してみよう!
最近は、テレビ録画や動画編集など、パソコンで動画を扱う機会が増えてきています。
その際、気になるのがマシンスペック。
ソフトウェアの動作が重くなったり、パソコンがフリーズしてしまう場合、本体に内蔵されているメモリモジュールの容量が不足している可能性があります。

メモリ容量を増やすことで、これらのトラブルを回避することができます。
はじめはパソコンカバーを開けることに抵抗があるでしょうが、気をつけて行えば、手軽にパフォーマンスアップすることができます。

ここでは、メモリ増設に関する情報を詳しくご案内します。
※ メモリ増設作業に関しては自己責任となります。あらかじめご了承ください。

メモリ増設のメリット


メモリの容量が足りないと、データを少しずつしか処理できないため、処理し終わるのに時間がかかってしまいます。

メモリを増設すると、一度にたくさんのデータが扱えるようになってパソコンの処理能力がアップし、ソフトウェアの動作や動画ファイルの読み込みが快適になります。
特に、CPU のスペックが小さいパソコンや、多少古くなったパソコンなどには、とても効果的です。
具体的には、以下のような効果が得られます。
  • フリーズしづらくなる

  • ソフトウェアをスムーズに操作できるようになる

  • たくさんのウインドウを開ける

メモリとは?

メモリとは、データを一時的に記憶する場所です。
CPU (中央処理演算装置) の働きを助け、短時間の記憶を処理します。(電源を切ると、この記憶情報は消えます。)

機能としては、複数のアプリケーションを同時に使うときや、画像処理・動画処理などの情報量の多い作業をするときに大きく影響します。

そのため、メモリ容量が多い方が処理速度が速く、高性能と言われています。

メモリ容量は、MB (メガバイト)、GB (ギガバイト) で表記されます。1024 MB = 1 GB です。
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増設が必要か調べよう


では、メモリはどの程度の容量が必要なのでしょうか。

Windows XP を快適に利用するには、最低でもメモリは 256 MB 必要です。さらに、動画編集を快適に行うには 512 MB、3D ゲームなどを楽しむには 1 GB 欲しいところです。

用途 動作スペック 快適スペック
Windows XP 128 MB 以上 256 MB 以上
文書作成
(例:Microsoft Office Word 2003)
128 MB 以上 256 MB 以上
動画編集
(例:DVD MovieWriter 4 for HITACHI)
256 MB 以上 512 MB 以上

また、Windows Vista を快適に利用するには、最低でもメモリは 512 MB 必要です。さらに、テレビ視聴などを快適に楽しむには 1 GB 欲しいところです。

用途 動作スペック 快適スペック
Windows Vista 512 MB 以上 1 GB 以上
文書作成
(例:Microsoft Office Personal 2007)
256 MB 以上 1 GB 以上
テレビ視聴
(例:Prius Navistation 5)
768 MB 以上 1 GB 以上

お使いのパソコンに搭載されているメモリ容量を確認してみましょう。
標準のメモリ容量と最大搭載容量は、Prius World で確認できます。詳細は、以下の文書をご参照ください。
    詳細はこちら パソコンの仕様を確認する方法


    ※ [標準] が Prius 購入時に搭載されているメモリ容量、[最大] が搭載可能な最大メモリ容量になります。
    ※ [DIMMソケット] は、メモリ差込口のことです。

メモリの使用率を知ろう

お使いのメモリ容量で不足がないかどうか確認するには、以下の操作を行います。(Windows XP の場合)

1. キーボードの [Ctrl] + [Shift] + [Esc] を同時に押す。

2. [Windows タスク マネージャ] が表示されたら [パフォーマンス] タブをクリック。

3. [PF 使用量] と [物理メモリ (KB)] の値を確認する。

「PF (ページファイル) 使用量」という値は、システム内で稼動している OS 自身やアプリケーションが必要としているメモリの総量を表しています。

「物理メモリの合計」-「PF 使用量」がマイナスになるとメモリ不足が発生し、プログラムの実行速度が低下します。
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メモリを購入しよう


メモリ増設の必要性が感じられたら、メモリを購入しましょう。

お使いの Prius に適合したメモリを購入しないと、形状が合わなかったり、破損する可能性があります。
上述の Prius World のスペック詳細ページでは、メモリの規格についてもご案内しています。
例えば、「512 MB × 1、DDR SDRAM、PC2100 対応」と表記されている場合、「DDR SDRAM、PC2100」がメモリの規格です。


また、メモリを購入する前に、増設パターンを考える必要もあります。

例えば、Prius Air AR33N の場合、規格は "DDR SDRAM PC3200"、標準容量は "256 MB"、最大容量は "2 GB"、空きソケットは "1" となっています (ソケット数は 2)。
増設する場合は、以下の 3 パターンが考えられます。

   (1) 256 MB のメモリを増設し、合計 512 MB とする
   (2) 512 MB のメモリを 2 枚増設し、合計 1 GB とする (標準搭載のメモリは取り外す)
   (3) 1 GB のメモリを 2 枚増設し、合計 2 GB とする (標準搭載のメモリは取り外す)
なお、一方のソケットに装着されている 256 MB のメモリはそのまま残し、もう一方のソケットに 512 MB のメモリを増設し、合計 768 MB とすることも可能ですが、異なる容量のメモリを組み合わせると、不具合が起こる場合があります。

また、同一のメモリを 2 枚取り付けていると、デュアルチャネルモードで動作可能となる機種があり、倍容量のメモリを 1 枚で取り付けているときより高速処理ができるようになります。

メモリの品質にも注意!

家電量販店などで販売されているメモリは、大きく分けて、バルク品とリテール品があります。

バルク品 : 上級者向けに販売されているメモリ。価格が安い反面、メーカー保証は付いていない。パソコンの仕様が対応していても動作しない、いわゆる相性問題が発生する恐れあり。

リテール品 : 周辺機器メーカーから販売されているメモリ。品質が安定しているうえ、国内メーカー製パソコンでの動作が保証されている。初心者にお勧め。
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メモリを増設しよう


いよいよ、メモリの増設です。

作業に最低限必要なものは、購入したメモリと、パソコン本体のカバーを開けるためのプラスドライバーのみです。

取り外したネジをなくさないように入れておく小皿などを用意しておくと、なおよいでしょう。
また、ノート型の一部のモデルは、キーボード上部のカバーを外す際にクリップを使用する場合があります。
メモリは、水分やホコリ、静電気に弱いパーツです。

増設作業の前には、必ず手を洗い、水分をしっかりとふき取った後、身近な金属 (水道の蛇口など) に触れ、体の静電気を逃がしてください。静電気によってメモリが破損してしまう恐れがあるからです。特に静電気が起きやすい冬場は気をつけましょう。


メモリを増設する手順は、お使いの Prius の機種によって異なります。
以下より、該当のタイプ、もしくは機種名をクリックして、詳細をご確認ください。

A シリーズ 770A 570A 530A 200A
B シリーズ 770B 570B 530B 200B
(14.1 型)
200B
(15 型)
C シリーズ 770C 570C 200C
(14.1 型)
200C
(15 型)
D シリーズ 770D 570D 200D
(14.1 型)
200D
(15 型)
E シリーズ 770E 670E 650E 200E
F シリーズ 770F 670F 650F 100F
G シリーズ 770G 670G 630G 610G 200G 100G
H シリーズ 770H 630H 610H 200H 100H 150H
J シリーズ Deck J Air J Deck Note J Air Note J Gear J
K シリーズ Deck K Air K
(AR33K 以外)
Air K
(AR33K)
Deck Note K Air Note K Note K Gear K
L シリーズ Deck L Air L Air One L Air Note L Note L Gear L
M シリーズ Deck M Air M Air One M Note M Gear M
N シリーズ Deck N Air N
(AR35N/
AR33N)
Air N
(AR37N/
AR732N)
Air One N Note N
(PN55N/
PN37NT/
PN32NC)
Note N
(PN33N/
PN31N)
P シリーズ Deck P Air P One P Note P
(PN37PT)
Note P
(PN33P)
R シリーズ Air R One R
S シリーズ Air S*1 One S Note S
T シリーズ Air T One T Note T
U シリーズ One U Note U

*1 AR13R1S の場合は、Prius Air R の筐体と同様のため、Air R をご参照ください。

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関連情報

以下の参照したいタイトルをクリックすると詳細を確認することができます。

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