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文書番号:700067
※ この情報は、2007 年 9 月現在のものです。
あなたのパスワードは大丈夫?
インターネットを利用していると、インターネットへの接続時や各種会員制サイトなどにおいて、パスワードが必要になります。
なぜ、さまざまな場面でパスワードの入力が求められるのでしょうか。

顔も名前も見えないインターネット上で、あなたが「あなたである」と証明するための唯一の「鍵」になるのが、パスワードなのです。
そのため、もしあなたのパスワードを他の誰かに知られてしまったら、あなた以外の人が、インターネット上で「あなたとして」行動することができてしまいます。

ここでは、他人に解析されない強力なパスワードの作り方や、パスワードを守るための方法をご紹介します。

※ 記事内で挙げているパスワードの例をそのまま利用することは危険ですのでおやめください。

パスワードの選び方


メールや会員制サイトの個人情報、パソコンに保存してあるさまざまなデータを守るための手段として、パスワードは必要不可欠なものと言えます。
だからこそ、簡単に推測できないような強いパスワードを作ることが重要です。

それでは、強くないパスワードとは、どのようなものなのでしょうか。
一般的に 「数字だけで構成」「文字数が短い」などは、弱いパスワードの条件と言われています。
例えば、覚えやすいからという理由で、自分の名前などをそのままパスワードにすると、簡単に推測できてしまう可能性があるため、大変危険です。
さらに誕生日など数字だけで構成され、文字数の短いパスワードは、短時間で見破られてしまう可能性があります。

大切な情報を守るためのパスワードは、より強いものにする必要があるのです。
以下に、強いパスワードを作るためのポイントをいくつか挙げます。

文字数をできるだけ長くする
パスワードは文字数が長ければ長いほど、解読は困難になります。
一般的に強力なパスワードとなるのは 8 文字以上。
ただ、いくら長いと言っても「12345678」や「bbeeaarr」のように連続した文字や繰り返し文字では意味がありません。
また「asdfghjk」のように、一見ランダムに見えても、実はキーボードの上の隣り合った文字、という設定も推測されやすく危険です。

辞書に載っている単語はそのまま使わない
パスワードを考えるとき、ありふれた単語や、辞書に載っているような英単語は類推されやすいので使わないようにしましょう。
例えば、「drink」という単語を使うとしても、「dlinc」など、あえてスペルミスのようにすることで、パスワードは解読されにくくなります。

アルファベットや数字、記号を組み合わせる
パスワードに使う文字は大文字と小文字は異なるものとして認識されるので、大文字、小文字、数字、記号を混在させて作りましょう。
お気に入りの文章や歌詞を英語や数字に変換して利用すれば、覚えやすくて第三者に推測されにくいパスワードを比較的簡単に考えることができます。
例えば、「秋が好き (akigasuki)」というフレーズから「@KiG@sUk!」のように、文字を符号や数字に置き換えて使ってみたり、単語の母音や子音だけを使うのもよい方法です。
上記ポイントを参考に、Windows のユーザーアカウントのパスワードを設定してみましょう。
すでに、Windows のユーザーアカウントのパスワードを設定済みで、より強いパスワードに変更する場合は、以下の文書をご参照のうえ、設定を行ってください。

パスワードチェッカー

自分が作ったパスワードが強力かどうか確認したい場合は、マイクロソフトの「パスワード チェッカー」などでパスワードの強度をテストしてみるとよいでしょう。

詳細はこちら マイクロソフト社 : パスワード チェッカー

より強いパスワードを作るためのヒントになります。
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パスワードを忘れないためのひと工夫


作成したパスワードは、忘れないようにすることが大切ですが、複数のパスワードを使い分けていたり、設定したパスワードが複雑であればあるほど、思い出せない事態に陥ることもあるかと思います。

そんなパスワード忘れの保険として最適なのが、「パスワードヒント」です。
パスワードヒントは、ヒントと回答の両方を設定できるものと、「母親の旧姓は?」「ペットの名前は?」などの選択肢からヒントを選んで回答を設定するものがあります。

Windows XP や Windows Vista でも、ユーザーアカウントのパスワード設定画面で、パスワードのヒントを設定することができます。
ヒントは自分だけにわかり、しかも他人が容易に想像できないものでなければなりません。

例えば、パスワードに「yayoichan」=「弥生ちゃん」という子供の名前を使っていたとします。
ここで「子供の名前は?」というヒントにすると、家族だけでなく子供の名前を知っている知人でも簡単に推測できてしまいます。
ヒントは、パスワードにあえて直接的に繋げない、ひと工夫したものにする必要があるのです。
「弥生ちゃん」なら、「弥生=春」と連想してみましょう。
そして、弥生ちゃんは愛すべき子供ですから、「好きな季節は?」というヒントにしておけば、自分だけがわかるヒントとなるでしょう。

ヒントを設定できないパスワードの場合は、パスワード自体を工夫して作る必要があります。
「明日晴れるかな」で「a4t80rk7」といった語呂合わせを使ったり、自分だけのルールを考えておくことで、忘れにくく、なおかつ強力なパスワードを作ることができます。

また、Windows にログオンする際のパスワードは、完全に忘れた場合を想定して、事前に「パスワード リセット ディスク」を作っておくことをお勧めします。
パスワード忘れでログオンできなくなっても、 このディスクがあれば、古いパスワードをリセットして新しいパスワードを作り直すことができます。
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パスワードを守ろう


パスワードは、定期的に変更するようにしましょう。
パスワードを変更しておくと、それだけで強固なセキュリティになります。

また、覚えやすいからといって、すべてのパスワードを同じものにしてしまうのは大変危険です。
すべて同じパスワードにしていると、そのパスワードが盗まれた場合にすべての情報が危険にさらされてしまうからです。

また、パスワードを守るために、以下の点に気をつけましょう。

不特定の人が使用するパソコンは注意しよう
最近はネットカフェなどで気軽にインターネットを楽しめるようになりましたが、こういった不特定の人間が使うことができるパソコンで ID やパスワードを使うのはかなり危険です。
利用するサイトやサービスにもよりますが、インターネットキャッシュや履歴、オートコンプリート機能などから ID やパスワードを知られてしまう場合があります。
また、スパイウェアが仕掛けられていて、ID やパスワードが盗まれる事件も起こっています。
重要な ID やパスワードは自分専用のパソコンのみで使用するようにし、他人に使わせないようにしましょう。

パスワードを打つところを人に見られないようにしよう
パスワードをパソコンに打ち込むときは、たいてい「* (アスタリスク)」で表示され、第三者からは見えないようにはなっていますが、キーワードを打ち込んでいるあなたの手の動きを見られたらどんなパスワードかがわかってしまいます。
重要なパスワードを打ち込むときには、周りに注意を払いましょう。

パスワードを人目につくところに置かない・書かない
パスワードを書いた紙をパソコンのモニターに貼り付けることはやめましょう。
パスワードを記録するか書き留めた場合は、保管場所に注意してください。
パスワードを教えない
ID やパスワードを尋ねる不審な問い合わせには応じないように気をつけましょう。
プロバイダや銀行などの名を語って尋ねてくることも中にはあるようですが、どんな企業であろうと、電話やメールでパスワードを聞き出すことは普通ありえません。

パスワードクラックの手法

他人のパスワードを盗用するために解析し、探り当てることを「パスワードクラック」といいます。

「パスワードクラック」の代表的な手法をいくつか挙げます。

総当たり攻撃 (ブルートフォースアタック)
パスワードを総当りで順番に試していく攻撃手法。
単純ではあるものの、対象がパスワードを変更しなければ、いつかはそのパスワードを解析されてしまいます。

辞書攻撃 (ディクショナリーアタック)
辞書に載っているような単語を順番に試していく攻撃手法。
上述の総当たり攻撃よりも、効率良くパスワードを解析することができます。
その反面、パスワードが意味のない文字や記号の羅列の場合、漏洩を防ぐことができます。

スパイウェア
対象のパソコン内に、こっそり忍び込む危険なソフト。
配布元の不明な信頼できないソフトはダウンロードしないようにするなど、対策が必要です。

詳細はこちら スパイウェアをやっつけよう!
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関連情報

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