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ログオン時に、｢ローカル プロファイルが壊れている可能性があります。｣と表示される場合の対処方法 (Windows XP)

ご質問

Windows XP にログオンする際、[ユーザー環境] 画面が表示され、｢ローカルプロファイルが壊れている可能性があります。｣というメッセージが表示されます。対処方法を教えてください。

回答

ここでは、Windows XP にログオンする際、[ユーザー環境] 画面が表示され、｢ローカルに格納されているプロファイルを読み込めません。セキュリティの権限が不足しているか、ローカル プロファイルが壊れている可能性があります。問題が解決しない場合は、ネットワーク管理者に問い合わせてください。｣というメッセージが表示される場合の対処方法について説明します。

Windows XP では、初めてコンピュータにログオンする際、ユーザープロファイルが自動的に作成されます。

ユーザープロファイルとは、デスクトップの構成やアプリケーションの環境設定、Web ブラウザで設定している [お気に入り] の情報、ネットワークドライブやプリンタの設定情報などを管理するプロファイルです。
ユーザープロファイルは、ログオンするユーザーアカウントごとに、ローカルプロファイルとしてそれぞれのユーザーアカウントの情報を管理します。

ユーザーアカウントのローカルプロファイルが破損した場合、ログオン時に [ユーザー環境] 画面が表示され、ユーザープロファイルが読み込まれません。

ローカルプロファイルが破損した場合は、新しくユーザーアカウントを作成し、ローカルプロファイルをコピーする必要があります。

Windows XP で、新しくユーザーアカウントを作成し、ローカルプロファイルをコピーするには、以下の項目の操作を順にお試しください。

• ユーザーアカウントを作成する方法
  


• ローカルプロファイルをコピーする方法

【補足】
コンピュータにログオンできない場合は、一旦終了し、セーフモードで起動してから、操作を続けます。
Windows XP をセーフモードで起動する方法については、以下の文書をご参照ください。

<文書番号>100622 セーフモードで起動する方法 (Windows XP)

ユーザーアカウントを作成するには、以下の操作を行います。

● 操作手順

1. 管理者権限を持つユーザーアカウントをクリックし、ログオンします。
   
   

2. Windows XP が起動したら、[スタート] メニューから [コントロールパネル] をクリックします。
   
   

3. [ユーザー アカウント] をクリックします。
   
   

4. [新しいアカウントを作成する] をクリックします。
   
   

5. 作成するアカウント名を入力し、[次へ] をクリックします。
   
   ※ ここでは、例としてアカウント名を「Hitachi Taro」に設定します。
   
   

6. [コンピュータの管理者] または [制限] のいずれかをクリックしてアカウントの種類を選択したら、[アカウントの作成] をクリックします。
   
   

7. [ユーザー アカウント] 画面に戻るので、作成したアカウントが追加されたことをご確認ください。
   
   

8. 閉じるボタンをクリックし、[ユーザー アカウント] 画面および [コントロール パネル] を閉じます。

9. Windows XP をログオフします。

10. Windows XP のログオン画面が表示されたら、新しく作成したアカウントの [Hitachi Taro] をクリックし、ログオンします。
    
    

11. 新しく作成したアカウントでログオンできたら、再度ログオフします。
    その後、ローカルファイルをコピーする方法の項目へ進み、操作を行ってください。

ユーザーアカウントを作成するには、以下の操作を行います。

● 操作手順

1. Windows XP のログオン画面で、ローカルプロファイルのコピー元 (ローカルプロファイルが破損しているアカウント) およびコピー先 (新しく作成したアカウント) のユーザーアカウント以外のユーザーアカウントをクリックし、ログオンします。
   
   ※ ここでは、例としてローカルプロファイルのコピー元のアカウントを [HITACHI] とし、コピー先を [Hitachi Taro] としますので、[Prius] をクリックします。
   
   【補足】
   ユーザーアカウントが、ローカルプロファイルのコピー元とコピー先の 2 つのみしかない場合は、もう 1 つ新しくユーザーアカウントを作成してください。
   
   

2. [スタート] メニューから [すべてのプログラム] - [アクセサリ] - [エクスプローラ] の順にクリックします。
   
   

3. [マイ ドキュメント] 画面が表示されたら、メニューバーの [ツール] をクリックし、表示されたメニューから [フォルダ オプション] をクリックします。
   
   

4. [フォルダ オプション] 画面が表示されたら、[表示] タブをクリックします。
   
   

5. [詳細設定] 項目の [ファイルとフォルダの表示] で、[すべてのファイルとフォルダを表示する] をクリックします。
   
   

6. [詳細設定] 項目をスクロールし、[保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない (推奨)] のチェックを外します。
   
   

7. 「保護されているオペレーティング システム ファイル (システム ファイルおよび隠しファイル) を Windows エクスプローラで表示するように選択しました。」という警告メッセージが表示されたら、[はい] をクリックします。
   
   

8. [保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない (推奨)] のチェックが外れたことを確認し、[OK] をクリックします。
   
   

9. [マイ フォルダ] の左側に表示されたディレクトリ一覧から、[マイ コンピュータ] - [ローカル ディスク (C:)] - [Documents and Settings] - [コピー元のプロファイルを持つアカウント名のフォルダ] の順にクリックします。
   
   ※ ここでは、例としてコピー元のプロファイルを持つアカウントの [HITACHI] フォルダをクリックします。
   
   【補足】
   ユーザープロファイルは、通常 C ドライブの [Documents and Settings] フォルダに保存されています。
   
   

10. 画面右側に、[HITACHI] フォルダ内のフォルダやファイルが表示されます。
    キーボードの [Ctrl] キーを押し、以下の 3 つのファイル以外のすべてのフォルダおよびファイルを選択します。
    
    
    • ntuser (構成設定)
    
    
    • NTUSER (DAT ファイル)
    
    
    • ntuser.dat (テキスト ドキュメント)
    
    

11. メニューバーの [編集] をクリックし、表示されたメニューから [コピー] をクリックします。
    
    

12. 画面左側のディレクトリ一覧から、[Documents and Settings] フォルダ内に保存されている、プロファイルのコピー先のアカウント名のフォルダをクリックします。
    
    ※ ここでは、例としてコピー先のプロファイルを持つアカウントの [Hitachi Taro] フォルダをクリックします。
    
    

13. メニューバーの [編集] をクリックし、表示されたメニューから [貼り付け] をクリックします。
    
    

14. [フォルダの上書きの確認] 画面が表示されたら、[すべて上書き] をクリックします。
    
    

15. Windows XP をログオフします。

16. Windows XP のログオン画面で、ユーザープロファイルのコピー先のユーザーアカウントをクリックし、ログオンします。
    
    ※ ここでは、例として [Hitachi Taro] をクリックします。
    
    

17. ログオン後、コピー元のアカウントのプロファイルで管理している環境がコピーされたことをご確認ください。

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