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アプリケーションの動作が遅くなったと感じる(Windows Me でのリソース不足解消方法)

● リソース不足とは？

Windows Me で次の現象が発生する場合、リソース不足が考えられます。

・「システムリソースエラー」が表示される。

・アプリケーションが起動しなくなった。

・キー入力、ファイル操作、アプリケーションの動作などが遅くなった。

・アプリケーションの一部分が白抜きになったり重なったりして表示される。

・システムリソースとは、アプリケーションを起動するためにWindowsが管理している特別なメモリ領域のことです。アプリケーションを同時にいくつも起動していたり、タスクトレイに常駐しているアプリケーションが多くなるとシステムリソースが不足して、システムが不安定になったり、アプリケーションが起動できなくなることがあります。このような現象が発生する場合は、同時に使用するアプリケーションの数を減らすようにしてください。
頻繁にアプリケーションの起動や動作に支障がでる場合には、下記の手順でタスクトレイに常駐しているアプリケーションの数を減らして、使用可能なシステムリソースを増やすことができます。

● リソース不足解消方法

次の方法でリソース不足を解消することができます。

■ 一時的にタスクトレイに常駐しているアプリケーションを終了する

(1) タスクトレイに表示されているアプリケーションを終了させる場合は、タスクトレイに表示されているアイコンを右クリックまたは左クリックして、「終了」を選択します。
終了方法はアプリケーションにより異なります。詳しくは、添付のマニュアルや各アプリケーションのヘルプなどをご覧ください。
アプリケーションソフトウェアによって使用するリソースの量は異なりますが、次の値を参考にしてください。

筆ぐるめ約30%～40%

ビットキャストブラウザ約15%～25%

ホームページビルダー約15%～20%

Prius Navistation 約10%～15%

Easy CD Creator 約10%～15%

この他にもアプリケーションソフトによっては、起動中に約10%以上のリソースを使うソフトがあります。作業が終了して使わなくなったアプリケーションは、まめに終了させるようにすると効果的です。

■ パソコンの起動時に自動的にタスクトレイに入る常駐アプリケーションを起動させないようにする。

(1) ［スタート］-［プログラム］-［アクセサリ］-［システムツール］-［システム情報］をクリックします。

(2) ［ツール］-［システム設定ユーティリティ］をクリックします。
「システム設定ユーティリティ」画面が表示されます。

(3) 「スタートアップ」タブをクリックします。
使わないアプリケーションのチェックを外します。

次の情報を元に使わないアプリケーションのチェックを外してください。

名前用途影響リソース量
AtiPTA
ATIPOLAB ATIタスクアイコン、ATI環境設定ユーティリティ他の方法で起動可能(*1) 約5～8％確保

EM_EXEC マウスのプロパティプログラム他の方法で起動可能(*1)

Machine Debug Manager WEB参照時に発生した問題のデバッグ情報表示ツールソースのデバッグができなくなる。
ソースのデバッグをしないのであれば必要はなし

Microsoft Office StartUp ２回めからのMicrosoft Officeの起動をスムーズにするツール Officeの起動に少し時間がかかるようになる。(極端には違わない)

Multimedia Keyboard ワンタッチキーボード用ツールキーボードのワンタッチキーが使用できなくなる。約5～7％確保

*1 デスクトップ上の[マイコンピュータ]アイコンをクリックして[コントロールパネル]を表示させます。
[画面]を実行させると「ATI環境設定ユーティリティ」がご利用になれます。
[マウス]を実行させると「マウスのプロパティプログラム」がご利用になれます。
もし[コントロールパネル]内に[画面]や[マウス]が表示されていない場合は、[コントロールパネル]内、左上の[すべてのコントロールパネルのオプションを表示する] をクリックしてください。

(4) ［OK］をクリックします。

(5) 「再起動しますか」というメッセージが表示されるので、［はい］をクリック

(6) 再起動後に「システム設定ユーティリティ」ダイアログボックスが表示されるので、「今後、このダイアログを表示しない」のチェックボックスにチェックをして［ＯＫ］をクリックします。

上記の対策をしても、アプリケーション起動時などに「システムリソースエラー」というようなメッセージが表示される場合には、ＰＣの再起動をしてください。

■ まめにWindowsを終了させ、ＰＣの再起動を行う。

(1) アプリケーションソフトによっては、終了した後にウィンドウを閉じても数％位のリソースを使ったまま終了してしまうものがあります。
アプリケーションソフトの起動と終了を繰り返したりした場合や、「システムリソースエラー」が表示されたら、一旦Windowsを終了させ、ＰＣの再起動を行うとリソースは元に戻ります。

● リソースの確認方法

リソースメーターを使うと残りのリソースの量が確認できます。
絶対必要なものではありませんので、ご自分でリソーズの残り量を確認したい方のみご利用ください。

・［スタート］-［プログラム］-［アクセサリ］-［システムツール］-［リソースメーター］をクリックします。
マウスの右ボタンでタスクバーの右端のリソースメーターインジケータをクリックし、[詳細] をクリックすると、システムリソースの使用状況に関する情報を表示することができます。

ただし、リソースメーターを起動することでもリソースは消費されますので、確認が終了したら、リソースメーターを終了させてください。

もし、リソースメーターが［スタート］-［プログラム］-［アクセサリ］-［システムツール］の中に存在しない場合は、追加インストールを行ってください。
デスクトップ上の[マイコンピュータ]アイコンをクリックして[コントロールパネル]を表示させます。[アプリケーションの追加と削除]を開いて、[Windows ファイル] タブをクリックし、リソースメーターを追加します。
コンポーネントの種類の[システムツール]の中に［リソースメーター］があります。