Windows XP Service Pack 2 より搭載された、コンピュータのセキュリティ情報を一元管理する機能です。
ファイアウォール、自動更新機能、ウイルス対策ソフトウェアの動作状況をタスクバーに表示します。
パソコンが危険にさらされる可能性を見つけると警告を出し、トラブルを回避するための具体的な対策方法を表示します。

リンクをクリックすると、自動的に多数のウィンドウが開いて画面を埋め尽くしてしまう・・・そんなデザインのホームページがあります。そのように開かれるウィンドウの中には、宣伝目的以外に、危険性のあるプログラムを自動実行したり、ダウンロードしてしまうウィンドウがまぎれているかも知れません。
Windows XP Service Pack 2 では、このようなウィンドウ (ポップアップウィンドウ) を、開かないように設定する機能を Internet Explorer に追加しています。
Internet Explorer でインターネットを利用しているときに、ポップアップウィンドウが設定されたページに遭遇すると、情報バーに警告を表示し、ユーザーが許可するまでポップアップウィンドウを表示しません。

今までの Outlook Express では、悪意ある送信者からの画像付き電子メールを画像表示させてしまうと、受信者のメールアドレスが自動で送信者に通報されてしまう現象がありました。
画像を表示させるかさせないかが一種のスイッチになっていたのです。
Windows XP Service Pack 2 では、ユーザーの許可が与えられるまで外部からの画像の読み込みをブロックする機能を Outlook Express に追加しています。
ユーザーは文字だけのメールを表示させた後、送信者あるいは文面の内容を確認し、相手が信頼できるかどうかを見極めてから画像を表示させることができるようになりました。

インターネットに接続したときに外部からのウイルスや攻撃から、パソコンを守るための仕組みを防火壁に例えて、ファイアウォール (Fire Wall) といいます。ファイアウォールを設定することで、特定の通信を遮断したり、特定の通信しか通さないようにしたりし、外部からの不正なアクセスを防ぐことができます。

従来、ファイアウォールは各社から市販品として販売されていますが、Windows XP Service Pack 2 では、ファイアウォール未導入の環境でも安全なインターネット接続ができるよう、この機能を標準添付しました。
Windows XP Service Pack 2 の Windows ファイアウォールではなく、市販のセキュリティ対策ソフトでファイアウォールを利用している場合は、Windows ファイアウォールをオフにすることもできます。