だからこそ、簡単に推測できないような強いパスワードを作ることが重要です。
それでは、強くないパスワードとは、どのようなものなのでしょうか。
一般的に 「数字だけで構成」「文字数が短い」などは、弱いパスワードの条件と言われています。
例えば、覚えやすいからという理由で、自分の名前などをそのままパスワードにすると、簡単に推測できてしまう可能性があるため、大変危険です。
さらに誕生日など数字だけで構成され、文字数の短いパスワードは、短時間で見破られてしまう可能性があります。
大切な情報を守るためのパスワードは、より強いものにする必要があるのです。
以下に、強いパスワードを作るためのポイントをいくつか挙げます。
■ 文字数をできるだけ長くする
パスワードは文字数が長ければ長いほど、解読は困難になります。
一般的に強力なパスワードとなるのは 8 文字以上。
ただ、いくら長いと言っても「12345678」や「bbeeaarr」のように連続した文字や繰り返し文字では意味がありません。
また「asdfghjk」のように、一見ランダムに見えても、実はキーボードの上の隣り合った文字、という設定も推測されやすく危険です。
■ 辞書に載っている単語はそのまま使わない
パスワードを考えるとき、ありふれた単語や、辞書に載っているような英単語は類推されやすいので使わないようにしましょう。
例えば、「drink」という単語を使うとしても、「dlinc」など、あえてスペルミスのようにすることで、パスワードは解読されにくくなります。
■ アルファベットや数字、記号を組み合わせる
パスワードに使う文字は大文字と小文字は異なるものとして認識されるので、大文字、小文字、数字、記号を混在させて作りましょう。
お気に入りの文章や歌詞を英語や数字に変換して利用すれば、覚えやすくて第三者に推測されにくいパスワードを比較的簡単に考えることができます。
例えば、「秋が好き (akigasuki)」というフレーズから「@KiG@sUk!」のように、文字を符号や数字に置き換えて使ってみたり、単語の母音や子音だけを使うのもよい方法です。
すでに、Windows のユーザーアカウントのパスワードを設定済みで、より強いパスワードに変更する場合は、以下の文書をご参照のうえ、設定を行ってください。