DVD の記録容量は、CD の約 7 倍 (片面標準 4.7 GB) という大容量です。
このため、CD を DVD ドライブで再生することはできますが、DVD を CDドライブで再生することはできません。
なお、CD/DVD メディアにはそれぞれいくつかの種類があります。
■ CD の種類
種類 | 特徴 | 最大容量 | 記録方式 |
CD-ROM | パソコン用の情報を記録したディスクで、データ読み出し専用。 | 約 650 MB | 読み取り専用 |
CD-R | データを一度だけ書き込める CD。書き込んだデータは消去できません。 | 約 700 MB | 追記型 |
CD-RW | 書き込んだ内容を何度でも書き消しすることが可能な CD。 | 約 700 MB | 書き換え型 |
■ 記録用 DVD の種類
種類 | 特徴 | 最大容量 | 記録方式 |
DVD-RAM | 約 10 万回の書き換えが可能なディスク。Windows XP では標準でサポートされており、専用の書き込みソフトを使用することなく、ドラッグ&ドロップで簡単にデータをコピーや削除することができるため、ハードディスクやフロッピーディスクと似た感覚で使うことができます。 DVD-RAM 対応の機器でのみ再生や録画ができます。 |
約 4.7 GB 〜 9.4 GB | データの追記/消去ともに可能 |
DVD-RW | 約 1000 回のデータの書き込みや書き換えが可能な DVD。記録したデータを削除することもできます。 DVD プレーヤーでも再生可能ですが、再生できない機器もあります。 |
約 4.7 GB | データの追記/消去ともに可能 |
DVD+RW | 基本的性能は -RW に準じます。約 1000 回のデータの書込みや書き換えが可能な DVD。記録したデータを削除することもできます。 DVD プレーヤーでも再生可能ですが、再生できない機器もあります。 |
約 4.7 GB | データの追記/消去ともに可能 |
DVD-R | 一度だけ録画/記録が行える追記型のディスク。大容量の CD-R にあたります。記録したデータは変更したり、削除したりすることはできません。記録型 DVD の中では、再生可能な DVD プレーヤーが最も多く、低価格なので配布用メディアとして適しています。 | 約 4.7 GB | 最大容量まで追記可能 |
DVD+R | 基本性能は -R に準じており、一度だけ録画/記録が行える追記型のディスク。記録したデータは変更したり、削除したりすることができない。再生可能な DVD プレーヤーが最も多く、低価格なので配布用メディアとして適しています。 | 約 4.7 GB | 最大容量まで追記可能 |
DVD-R DL | DVD-R DLの「DL」は、DualLayer (デュアルレイヤー) の略で、記録層を 2 つ持つことを意味し、一般的な DVD (片面 1 層) の約 2 倍 8.5 GB のデータを記録することができます。DVD-R DL は、記録層の数をのぞけば DVD-R と構造はほぼ同じで、1 回だけデータを書き込むことができ、DVD プレーヤーで再生可能です。 ※ 新しいフォーマットであるため、一部の機器では、再生ができない可能性があります。 |
約 8.5 GB | 最大容量まで追記可能 |
DVD+R DL | DVD+R DLの「DL」は、DualLayer (デュアルレイヤー) の略で、記録層を 2 つ持つことを意味し、一般的な DVD (片面 1 層) の約 2 倍 8.5 GB のデータを記録することができます。DVD-R DL は、記録層の数をのぞけば DVD-R と構造はほぼ同じで、1回だけデータを書き込むことができ、DVD プレーヤーで再生可能です。 ※ 新しいフォーマットであるため、一部の機器では、再生ができない可能性があります。 |
約 8.5 GB | 最大容量まで追記可能 |
■ 読み込み専用 DVD の種類
種類 | 特徴 |
DVD-Video | 複数の映像、音声、字幕を記録可能にした映画ディスク。 |
DVD-Audio | 従来の CD に比べて高い音質と原音に近い音を再現可能にした音楽ディスク。 |
DVD-ROM | ソフトウェアなどパソコン用のデータが記録されている DVD。大容量の CD-ROM にあたります。 |