パソコンの冷却ファンの音が大きい
文書番号:100280
最終更新日:2007/7/18 15:59
パソコンの冷却ファンからの音が大きくて気になります。故障でしょうか。
ここでは、パソコンの冷却ファンから発生する音について説明します。
パソコンは電源が入っていると内部より熱を発生します。
冷却ファンは、パソコン内部の温度が上昇しすぎて壊れてしまわないように、内部温度を自動的に感知して回り出し、内部の温度を下げる機能を担っています。
なお、ファンの回転時の音が大きくなる要因はいくつかあります。以下の項目を順にご確認ください。
室温に対し、パソコン内部は 7 〜 8 ℃ 高温になります。
内部の温度が上昇しないように冷却ファンで調節しているため、暑い時期には長時間の連続使用を避けたり、冷房をつけた室内で使うなどの予防策をとりましょう。
なお、パソコン内部の温度を上げないために、以下のような環境でのご使用をお勧めします。
冷却ファンのあたりは、CPU や電源ユニットを冷却するために外気を取り入れるので、ホコリがたまりやすくなっています。
ファンにホコリがたまると音がうるさくなったり、送風量が少なくなるため放熱処理が弱くなり、故障の原因にもなりかねないので、定期的に掃除するように心がけましょう。
ファンを掃除する方法については、以下の文書をご参照ください。
サイズの大きなファイルを処理したり、パソコン上で複数の作業を同時に実行したりすると、パソコンに負荷がかかることにより熱が発生し、冷却ファンからの音が大きくなる場合があります。
一度に負荷のかかる作業を行わないようにすることが大切です。
また、常駐ソフトがたくさん存在すると、CPU に負荷がかかる (常に CPU が稼動することになる) ことになるため CPU が発熱し、パソコン内部の温度が上がることによってファンの回転数が上がったまま稼動することになります。
常駐ソフトを極力少なくして、状況が改善されるかお試しください。
<文書番号>103434 常駐ソフトの読み込みを外す (解除する) 方法 (Windows XP)
<文書番号>104416 常駐ソフトの読み込みを外す (解除する) 方法 (Windows Vista)
一部の機種では、冷却ファンが高速回転し、音が大きくなる現象が確認されています。そのような場合は、BIOS のアップデートを行うことによって現象を回避することができる場合があります。
【補足】
BIOS とは、パソコンのハードウェアの基本的な設定や、パソコンに接続されるさまざまな周辺機器を管理しているソフトウェアのことを指します。
ご使用中の機種が、下表の「対象機種」に当てはまる場合は、BIOS のアップデートをお試しいただき、現象が改善されるかご確認ください。
※ タイトル部分をクリックすると、対象機種の BIOS アップデートに関する情報が掲載されたページが表示されます。
対象機種名 | タイトル |
AW37P, AW35P, AW33P | PriusOne P BIOSアップデート (AW37P / AW35P / AW33P) |
DS75K, DS33K, DS79J2, DS77J, DS75J, DS73J, DS71J, DS73JV | Prius Deck DS75K / DS33K / DS79J2 / DS77J / DS75J / DS73J / DS71J / DS73JV BIOS アップデート |
AR33K, AR32J, AR31J | Prius Air AR33K / AR32J / AR31J BIOS アップデート |
DN73KT, DN53KT, DN73J, DN53JT, DN35JT, DN33J | Prius Deck Note Style J/K BIOS アップデート (DN73JT / DN53JT / DN35JT / DN33J/ DN73KT / DN53KT) |
DS37J, AR53J, AR33J | Prius Deck DS37J / Prius Air AR53J / AR33J BIOS アップデート |
770C5SVP, 570C5SWP | Prius Deck 770C/570C シリーズ (インテル Pentium 4 プロセッサ搭載モデル) BIOS アップデート |
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