CD-R/RW の書き込み方式について
文書番号:103536
最終更新日:2008/1/11 13:21
CD-R/RW にデータを書き込みする際の「パケットライト方式」と「プリマスタリング方式」には、どのような違いがあるのか教えてください。
ここでは、CD-R/RW にデータを書き込みする際の「パケットライト方式」と「プリマスタリング方式」の特徴や違いについて説明します。
CD-R/RW の書き込み方式には、一般的に「プリマスタリング方式」と「パケットライト方式」があります。
Prius で音楽やデータなどを CD-R/RW メディアに書き込み保存する場合、保存する内容やそれ以降パソコン以外の CD/DVD プレーヤーで再生するかによって書き込み方式を選択する必要があります。
以下の説明を参考に CD-R/RW の書き込み方式と使用するアプリケーションソフトを選択してください。
方式 | 特徴 | 対応ソフト |
パケットライト方式 | データ CD のみ作成可能で、フロッピーディスクにデータを書き込む感覚で CD-R/RW にデータを記録することができます。 ディスクの内部で特別な方法を用いてデータを書き込みますので、書き込み作業を行ったパソコン以外では、正常に読み取りすることができない可能性が高くなります。 また、パケットライト方式で書き込んだデータの中でも、「クローズ処理」を行うことにより、他のパソコンで読み取れることもあります。 | DirectCD など |
プリマスタリング方式 | 必ずライティングソフトを通して CD-R/RW に書き込む必要があるため、操作に若干手間がかかリますが、CD-ROM と同じように書き込まれるので、読み込みの互換性が高い記録方法です。 | RecordNow! Drag'n Drop CD+DVD Easy CD Creator など |
【補足】
「クローズ処理」とは、CD-R/RW にデータを書き込んだ際に、Lead-In/Lead-Out の情報 (CD-R/RW のどの部分からどの部分まで書き込んだのか、という情報) を書き込む動作のことを言います。
クローズ処理を行わないと、一般の CD-ROM ドライブでは書き込んだデータを読み出すことはできません。
なお、プリマスタリング方式の書き込み方法には、「ディスクアットワンス」と「トラックアットワンス」があり、それぞれ以下のような特徴があります。
書き込み方法 | 特徴・用途 |
ディスクアットワンス | データを一気に CD-R/RW へ書き込む方法で、書き込んだ後の追記は行えません。 音楽 CD として書き込みを行いたい場合は、ディスクアットワンスで書き込んでいただくことをお勧めします。 古い CD-ROM ドライブや音楽用 CD プレーヤーなどとの互換性も高く、再生可能という利点があります。 |
トラックアットワンス | 一枚の CD-R/RW に対して「トラック」という単位でデータの書き込みが行われるため、追記することができます。マルチセッション形式といって、容量の範囲内で最大 99 セッションまで追記できますが、トラックとトラックの間で数メガバイトがセッション情報として消費されます。 音楽 CD によっては書き込みや、書き込んだ後の再生がうまくいかない場合がありますので、データの書き込みを行う際に選択していただくことをお勧めします。 古い CD-ROM ドライブや音楽用 CD プレーヤーなどは、マルチセッション形式に対応していないため、互換性は低くなります。 |
CD-R/RW への追記に関する詳細や操作手順については、以下の文書をご参照ください。
文書番号 103452:CD-R/RW 作成時のフォーマットについて
文書番号 100667:「Easy CD Creator 5」を使用してデータの保存をする方法(Prius A/B シリーズ)