いろいろと気をつけていても受信してしまう迷惑メール。
近年、迷惑メールの送信技術も高度化し、より攻撃的な内容になっています。
迷惑メールを受信してしまった場合は、以下の点に気をつけましょう。
- 不審なメールは開封しない
迷惑メールはウイルスメールと異なり、ウイルスへの感染の可能性はそれほど高くありません。ただし、万が一ということもあるので、見知らぬ人から送られてきた添付ファイル付きのメールは不用意に開かないようにしましょう。
- 返信しない
迷惑メールには、「送信を止めてほしい場合はこのアドレスに返信してください」といった文言が書かれていることがありますが、こうしたアドレスに返信することで、適当に文字列を組み合わせて作成したメールアドレスが、実際に存在するということが相手にわかってしまいます。その結果、さらに多くの迷惑メールが送りつけられるということにもなりかねないので、絶対に迷惑メールには返信しないでください。
- 他人に転送しない
自己防衛と共に、迷惑メールの被害をそれ以上広げないことも重要です。不審な広告宣伝メールを知人に転送したり、チェーンメールやデマメールを真に受けてしまったり、ウイルスを拡散してしまうのは、人間関係や信用に傷がつくことにもなりかねませんので、被害を広げないように努めましょう。
- 内容を信用しない
メールの本文内に「お使いのコンテンツ費用をお支払いいただいていません。」や「システム変更のため、カード番号を再度入力してください」などと記載されていることがありますが、その内容をすぐさま信用するのは危険です。架空請求や詐欺事件が多発していますので、怪しいと思ったら、十分に調べたうえで対応しましょう。
金融機関など多くの企業において、個人情報をメールで問い合わせてくることはまずありません。
- 表示されているリンクをクリックしない
迷惑メールの多くは、広告宣伝を目的としています。そのため、メールの本文内に「こちらをクリック」といったリンクが張られていることがありますが、こうしたリンク先のページには、違法なアダルトサイトや、不正な料金を請求しようとする「フィッシング詐欺」「振り込め詐欺」などのサイトが設定されていることが多いので注意が必要です。リンクなどはクリックしないよう気をつけましょう。